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お客様への大切なお知らせ

拝啓 陽春の候、皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。

平素は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。

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弊社は1984年の創業以来、42年にわたり「本物のドイツワイン」をお届けすることを使命としてまいりました。特に「ソルビン酸」を一切使用しない厳選されたドイツワインの直輸入は、弊社が最も大切にしてきたこだわりの一つです。

(長期熟成に不可欠な亜硫酸塩については、必要最小限の添加を確認しております)

本日は、昨今のワイン造りにおける変化と、弊社が取り扱う一部のワインに使用される新たな添加物について、皆様にご報告申し上げます。

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近年、ドイツの生産者たちの間で、ワインの品質を安定させるために「CMC(カルボキシメチルセルロース)」や「メタ酒石酸」、あるいは「酸味料」といった成分を使用するケースが増えております。

食の安全に高い関心をお持ちの皆様へ、その理由と背景をお伝え申し上げます。

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1. 酒石の結晶化を防ぐ「CMC」と「メタ酒石酸」

ワインの中に現れる「酒石(“ワインの宝石”とも言われる)」は無害なものですが、

見た目の変化を嫌う市場の声に応えるため、多くの生産者はこれまで、ワインを低温冷却して酒石を強制的に除去してきました。しかし、この工程には膨大な電気エネルギーが必要となります。

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CMC(カルボキシメチルセルロース):

植物由来の繊維から作られ、酒石の沈殿を防ぎます。消化されず排出される成分で、一部で腸内細菌への影響などの議論がありますが、ワイン1本に含まれる量はアイスクリーム1個の数十分の一程度と極めて微量です。

 

メタ酒石酸:

酒石の発生を一時的に(約半年〜1年程度)抑えるもので、最終的には自然な「酒石酸」へと戻ります。

これらの採用により、冷却に必要なエネルギーコストを大幅に削減できるため「環境負荷の低減(サステナブルなワイン造り)」という観点から、あえてこれらを選択する生産者が増えています。

2. 自然由来の「酸味料」について

ワインの味わい・バランスを整えるために使用される「酒石酸」「乳酸」「クエン酸」「アスコルビン酸(ビタミンC)」などは、いずれも果実や発酵過程で自然界に存在する成分です。ワインが持つ魅力を引き出すための補助として、生産者によってはその年の葡萄の出来に応じて使用することがあるようです。

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<今後の弊社の方針>
弊社は単に「無添加」という言葉にだけとらわれず、生産者がどのような理念をもち、なぜそのような選択をしたのかを重視したいと思います。


「ソルビン酸不使用」という創業以来の根幹を保持し、新たな技術についても、安全性と環境への影響を慎重に見極めながら、情報の透明性を大切にしつつ、最高品質のドイツワインを安心してお楽しみいただけるよう尽力してまいります。


今後とも一層のご愛顧を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

                                                     敬具

​​​                                                  2026年4月吉日

​                                               株式会社ワイナックス

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